FP2級の試験に合格するためには、やはり短い時間でどれだけたくさんのことを暗記しアウトプットできるのかということが非常に大切なことになってきます。
テキストを読みこなし、そして覚えたことを問題集で確認する。法令の変更点や新しい法令等のチェックなどやらなければならないこともたくさんあるでしょう。そういった状況の中で、ついつい忘れがちになるのは、疲れた心と体を回復させると言うことです。
特に仕事をしながらの環境では、勉強できる時間も短く、与えられた環境は決して良い状況にあるとは言えません。そのような状況の中で夜遅くまで勉強、そして食事の時間を削ってまで勉強すると言う事は避けたいものです。
なぜなら、まず自分の心と体を回復させることなく受験勉強を続けると、インプット(記憶)とアウトプット(答え)のパフォーマンスは落ちてしまいます。
そしてそれが重症化していくと、風邪をひいたり、体調をくずしたりすることにもなります。
大切な事は、いい結果を出すためには、心と体の健康状態を保つ事ことです。特に日本人の場合は諸外国に比べて圧倒的に睡眠時間が短いとのことです。
日本では睡眠時間が短い事がいいような風潮がありますが、「寝ずに頑張った」とか「○○時間しか寝ていない」などを自慢げに話す人がいますが、特別な事情が無い限り決して立派なことではありません。
単に効率よくやっていないだけです。残念ながら世界でも日本は生産性の低い国とされています。同じ成果を短い時間でできる方法を常に考える必要があります。
睡眠時間の話に戻すと、一般的には7時間程度の睡眠は体の健康保つ上で必要だと言われています。できれば私も7時間睡眠をとりたかったのですが、なかなかさすがにそれは難しかったです。
ちょっと気を緩めると睡眠時間は5時間くらいになってしまうことが多かったので、6時間は確保するように意識していました。
なぜならば、私にとって睡眠時間の6時間と言うのが、パフォーマンスを維持するギリギリのところでした。これより短くなると、日中眠たくなったり、夜の受験勉強で眠たくなってなかなか進まなくなったりします。そして体調を崩す原因にもなりかねません。
自分にとっての睡眠時間を確認しましょう。どこまでが自分にとってのボーダーラインになるのかをチェックします。
- 就寝時間と起床時間、睡眠時間
- 良く眠れたか睡眠の質
その日の体調も合わせて記録します。
- その日の気分、イライラしてないか穏やかな気持ちか
- 日中に眠たくなったりしないか
- その他、体調で気がついたこと
なども記録しておきます。そして、睡眠時間と体調の関連性をチェックします。
私の場合は、6時間を切ると疲れやすく学習中に眠気が出たり、ストレスも感じやすいので割とイライラしたり、風邪の兆候として喉の痛みを感じる事が多かったと言うことが分かりました。
ですので、睡眠時間をなるべく6時間は切らないように、疲れ気味の時は、もっと寝るようにしました。
学習効率を上げるためには、自分のエネルギー管理が大切なのです。単に学習時間を作ることだけが生産性の向上では無いのです。自分のエネルギーが満たされていないと、勉強しても疲れて記憶が定着しなかったり、眠くて学習が進まないと言うことになります。